天然泣き虫彼女



ビクッと肩を震わす奈々に大丈夫だと声をかけ俺は担任もとい、てっちゃんに向き直った。




「………てっちゃん。そんなに怒られても怖くないんですけど」



周りが息を呑んだのが分かる。




「圭佑。てめぇんなこと俺に言っていいと思ってんのか?じっちゃんに報告すんぞ。てめぇこら」




は!?




じっちゃん!?



「てっちゃん。じっちゃんだけはやめて。てっちゃんじっちゃん怒ったら怖いの知ってるっしょ!?」





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