お隣注意報


「ゆーちゃん飲まないの~?」

酔ってる。

かれこれもう五時間はいるぞ?

今は…3時。

こんな昼間っから飲んで…

「工藤!飲めおら!」

「や、いらないです。」

「んだぁ?!オメーオレの酒が飲めねーのか?!」

プルプルプルプル

助かった。室内の電話が鳴り響く。

「お時間です。」

「分かりました。」

「…ん、終わり?」

酔ってる長原さん可愛い。

「延長!」

「無理です。フリータイムだったし。」

「ち、いーところなのによー。」

早く帰りたい。

てかこれ私いる意味ないでしょ。

会計を終わって(小野寺さんの奢り)
帰ろうとしたら小野寺さんが肩に腕をガッチリと回してきてそのまま別のカラオケにつれてかれた。

「酒くさ…」

「おら行くぞてめーら!!」

「おー!!」

返事したのは琉多だけだった。

まだ昼過ぎなのにっ。

皆見てるじゃん!

恥ずかしいよ!

「は、早く行きましょう!」

「ノッてきたか工藤!!」

断じて違う!

騒ぐならカラオケボックスの中だけにしてくれ!!
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