夜猫
『何?』
「…………」
『言ってくれなきゃわかんないよ』
涼雨の目はどんどん闇に呑まれて行くみたいで、一瞬吃驚した。
「……俺の過去、知りたい?」
涼雨は悲しげだけど、少し微笑みながら言う。
無理に笑って欲しくなんかない……
『…涼雨が言いたいのなら言えばいいよ。
私にはそんな権利ないから…』
涼雨は少し目を見開いて私を見る。
涼雨はまた微笑を浮かべながら目を閉じた。
「じゃぁ、話す」
涼雨は暫く目を瞑っていた。