夜猫
風生に何となく抱きついた。
「どーした?」
『風生、大好きだ!』
風生はピクッと反応した。
『遊優も、楼愛も涼雨も、空祐も!
皆、大好きだ!』
そう言うと、頭をくしゃっと撫でられる。
「へー、琉羽ちゃん大胆。
何股かけてんの?」
振り返ると、楼愛がけたけたと笑っていた。
涼雨も空祐も遊優も、少し微笑みながらこっちを見ている。
『ま、股かけ……』
「楼愛、変な事教えんじゃねぇ」
風生は気にするな、と言いながら口角が上がっていた。
私も笑った。