夜猫





藍は1人でクスクス笑ってる。





黄は少し首をすくめて私を観察して居る。




『……金』



「……」



『……』


「……」



「風生の事じゃない?」


解ってくれたのは白だけだった。





「……何だ」



金色の瞳を私を宥める様に見る。




『……だれ、あんたら』




私は眉を顰めながら言った。





私は、この人達を全く知らない。




……髪がカラフルなこと以外。





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