君一色


『俺、彼女出来たんだ。』
ズキッ―――
あぁ、きっと話ってこの事なんだって分かっていても、心は勝手に傷つく。

「うん、知ってる。」

『だからさ……もう漫画貸したりするの、無しな。教室来たりするのも、やめてほしい。』

“やめてほしい…”
そのフレーズが何度もこだまされ、私は身体中の力が抜けた。


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