君一色
きらきら
和音side*
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「ばかっぷる」
「はぁぁ!?」
クリスマスが目前に迫ったある日のこと。
受験を終わらせた鼓乃実の家に久しぶりに遊びに来た。
たまりに溜まった最近の出来事を全部話して、不機嫌そうに言われたのがこの一言。
「やっぱりそういうオチじゃない?あーあ、私は必死に勉強して彼氏と一切会わなかったっていうのに」
「ちょっと!?なんでそーなるわけ」
「"俺が守るよ"、"いや、わたしが"・・・って、かんっぺきばかっぷるの会話よね」
確かに
思い返してみると恥ずかしいこと言ったなって思うけどさ・・・