君一色
クリスマスイブ
結局ちゃんとした計画が浮かばなかったけど、夕方家を出ることに決めた。
「和音ー?遅いんだけど」
「すみませんー!あと少しなんですっ」
さっきから和音が洗面所にこもったまま出て来ない。
「何やってんの?」
「わっ!?」
鏡に映った俺に振り向いた和音の顔に思わず目が行く。
「化粧してる・・・」
「ーーーっ!///似合わないのは分かってます!でも・・・ちょっとくらい大人っぽくしないと、高瀬さんの隣歩けないじゃないですか///」