君一色
————さて、
どうして俺は昨夜あんな事を口走ってしまったのか・・・
分からないけど、抑えられなかった。
本当は多分・・・
本心じゃない。
俺はそんなに善人ではない。
かと言って、以前家に上げなかったことへの罪悪感だけで口に出したわけではなかった。
最近、本当わからない・・・
信号にかかったところで
横に座っている彼女に声をかけた。
「・・・ねぇ」
「———っ!!?」
ビクッと肩をあげて恐る恐る俺を見る。