セイクリッド
こんなにも暖かい笑顔を浮かべることが出来るミコトが、嘘をついたり騙したりするとは思えなかったし、そんなミコトと一緒にいるシグレだって、悪い人だとは思えなかった。



出会ったばかりのクセに、何を言ってるんだって言われてしまったらそれまでだけど、素直にふたりを信じたいっていうのが本音だった。



だって、この世界のことはもう…疑いようの無い事実だった。



目の前に広がる景色は、見たこと無いほど鮮やかで、転がっている石ころでさえ、キラキラしてる。


神風って呼ばれるのかもしれない風も心地よくて、ここを天国って呼べるならそうしたいぐらい……ここは素晴らしかった。



そんな場所で、出会ったふたりだ。



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