想い出の蒼空


「おっおうっ!!もちろん!!(うゎっ…超貴重な笑顔だけど、マジこえぇ…)」


若干顔が青くなったかまっちゃん。



女子にびびるとか、ださいよ…



「美琴、今失礼なこと考えているだろ…」


「さぁ、どうだろうね。ほら荷物片付けるの手伝ってよ」



もうまっちゃんに構うのに疲れ、そして早くこ の荷物を片付けたいからということで、まっちゃんをせかす。


「りょーかい」


少し名残惜しそうにソファーから立ち上がり段ボールの山へ行って片付けを始める。




―――――――――――――

――――――

――



「疲れた~」


片付けを始めて約一時間が経ち、荷物の片付けが終わった。


「つーか美琴、お前ほとんど動いてねぇじゃ ねぇか!!」


「そう?昨日よりかなり動いたんだけど…」


「はぁっ!?昨日より動いたっ!?おまっ…はぁ、 そりゃあ片付けが終わらないわけだよ…」



私の言葉に驚き呆れたまっちゃん。 そんなに遅いかなぁ…。普通だと思うんだけど…。



(美琴、この一時間で一箱しか片付けてないから)


この時、まっちゃんが私の心を読み取り、突っ込んでいたなんて私は知らなかった。

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