天神学園高等部の奇怪な面々30
御雷 疾風、問題児について城山 小夜に相談される
「……」

頬を流れる汗を拭いもせず、黙々とドライバーを扱う。

天神学園技術室。

ここには工具が一通り揃っているので、発明品の組み立てだの修理だのには都合がいい。

それが夏休みにもかかわらず、疾風が学園にやってくる理由。

勿論自宅にも工具は一式揃っているが、爆発だの発火だのの危険が伴う実験は、自宅ではなく広いスペースでやりたいのだ。

だって自宅で爆発したら困るじゃん。

疾風ったら、ちゃっかりさん。

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