天神学園高等部の奇怪な面々30
「ふぅ…」

ようやく一段落したのか。

顔を上げた疾風が溜息をつく。

それにしても午前中から暑い。

機械弄りしているだけでも、背中にシャツが張り付く。

(ちょっと一息入れるか…)

ドライバーを工具台の上に置き、立ち上がる疾風。

学食にでも行って、アイスコーヒーでも飲もう。

根を詰めるばかりでは、いい発明は出来ない。

ブレイクを取ってこそ、閃きは起きるものだ。

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