シャイな狼とドジな子羊
「…いただきます」
やっと素直になってくれた狼くん。
意外と粘り強いな、と関心するあたし。
食べるときも、無表情だけど
美味しいって食べてくれるから凄く嬉しいな。
そんなことを考えながら、狼くんを見つめると
狼くんは、急にあたしに背を向けた。
あれ?と思ったあたしは、
狼くんの横からチラッと顔を覗く。
すると、横目でジッと見られ目を逸らされた。
むぅ、と膨れていると
狼くんが、目も合わさずボソッと呟くように言った。
「…何だよ」