二重人格な後輩

あの時の約束-涼太Side-





なんか、頬が冷たい。


雨でも降ってんのか?



なんか、誰かに抱き寄せられている感じがして、すげー落ち着く。


この匂いもよく知ってる。



「……くんっ!!」



なに?




「涼太くんっ!!」


誰かが、俺の名前を呼んでる。




「涼太くんっ!起きてよ!!」




この声は……桃?


桃、泣いてるの?



ゆっくりと目を開く。




「涼太くんっ!?」






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