生徒会長と甘い会議
誕生日
会長のことが好きって自覚してから、また数週間経った。
気がつけばもう、夏休み最終日で明日から二学期が始まる。
そして、今日も生徒会メンバーは集まっている。
「はぁー夏休み最後の日まで生徒会かよ……。 んま、優紗と会えるのは嬉しいからいっか」
「あたしも慎と会えるのは嬉しいよ」
慎はいつも笑わせてくれるから、楽しいもん。
だから、合えるのは普通に嬉しい。
「お、これは脈アリ?」
「ただの社交辞令よ」
この二人の言い合いは夏休み中、毎回といっていいほどあった。
いや、毎回あった。
「雅也くん、これってどうすればいいの?」