生徒会長と甘い会議
あたしはというと、思ってた通り変に意識しすぎてしまい、会長には自分から話しかけられなくなってしまった。
緊張しすぎて、そんなの無理!って感じ。
あたしがもっと積極的で自分に自信があれば、もっとアピールできたんだろうけど。
「ここは、こうでいいんじゃない?」
「そっか、なるほど!ありがとう」
いつも会長に聞いてたようなことは、全て雅也くんに聞く。
会長と話すチャンスなんだけど、恥ずかしすぎるもん……。
こんな内気な自分が嫌でしょうがない。
「あ、優紗ちゃん」
その時、ちょうど隣にいる雅也くんが小さな声で話しかけてきた。