生徒会長と甘い会議




会長、不意打ちはズルイです……。



心の中で呟く。


内心は飛び上っちゃいたいくらいにすごく嬉しい。




腕時計を買って良かった。



心からそう思った。





「あれ?さっき怜が優紗の頭撫でなかった?」


「け、ケーキ切り分けるよ!」


「じゃあ、私はジュース注ぐ」




慎の呟きを無視して、あたしはケーキを切る。


見られてたのは恥ずかしい。




その話題に触れてもらわないために、せっせとケーキを切る。




それからワイワイ騒いで、会長の誕生日会は幕を閉じた。






< 200 / 323 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop