微妙な関係

チクッ。



私の心臓はさっきのドキドキとは逆に痛みだしてきた。



「しょ、翔太に言われなくたって分かってるもんー!!」



翔太から離れて私は舌を出しながら部屋を出ていった。



「芽衣!すぐ着替えるから待ってろよ!」



翔太は着替えながら話しかけた。



「そんなの・・言われなくたって待ってるもんっ」


私は聞こえないようにボソッと呟いた。



< 6 / 25 >

この作品をシェア

pagetop