オオカミヤローに捕らわれて
道の呟きに外を眺めてみると、マジで日差したっぷりで暑いの確定。


校舎内はエアコン完備されてるから快適だけど、さすがに外は地獄。


「外出たくねーーー…」


「外出なきゃ帰れないって(笑)」


道と何気ない会話をしていると、廊下のあちこちから女子の視線を感じた。


「見て統牙様よ!道様もいるわ!」


「終業式振りに見たけど、やっぱりステキ!」


「こっち見てくれないかしら?」


…お前等、全部聞こえてるぞ。


「さすが校内一のイケメン君。おモテになりますねぇ」


隣を歩く道までニヤニヤしてるので、オレは睨んだ。
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