オオカミヤローに捕らわれて
「どうだ?本当に30万だったろ?」


「……本当でしたね」


男の子に雑誌を返す私の口元は、明らかに引きつりまくっていた。


あり得ない……この美少年君が着てる服、全部雑誌に載ってて………


上と下全部合計すると、本当に30万だった!!


ウソでしょう!?30万の服着てる人、私初めて見たよ!!


「で、どうすんの?30万、弁償してくれるんだろ?」


ニヤリと意地悪く笑う美少年君には、もはやステキだなんて気持ちは全く沸き上がらなかった。


“悪魔の微笑み”…うん、表現ピッタリ。


表現賞が欲しい位、ピッタリだ。
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