オオカミヤローに捕らわれて
今ここで安岡と言いあったら、後々問題になるって分かってるんだ……吹雪は。


“メイドにする”と決めたオレにも迷惑がかかると思ってるから、黙ってる。


だけどな吹雪………


オレ、自分ん家のメイドここまでバカにされて黙ってられる程……大人じゃねぇんだよ。


「アナタみたいな人が成見財閥社長宅のメイドだなんて図々しい!さっさと辞めなさいよ!!」


―――安岡が腕組みして言い放ったセリフに、堪忍袋の緒が切れた。


吹雪のじゃなくて……オレの。


「な……「ふざけんな………」」


何か言いかけた吹雪だけど、前に出るオレ。
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