オオカミヤローに捕らわれて
オレは腕組みしてドス黒いオーラを背中に背負い、真向かいに座ってる道をギロッと睨んだ。


「仕方ないだろ統牙…振り切れなかったんだから」


道は呆れた顔をしながら、さっきからずっとテンションの高い女を横目で見つめた。


「ねぇ統牙君!後でどっか遊びに行こ!」


「行かねぇ。と言うかお前、今すぐ帰れ」


オレがこんなに不機嫌な理由を作ってるのは何を隠そうこの女、安岡 加純。


安岡は歩いてオレの家に向かっていた道と、バッタリ遭遇。


『私も統牙君の家行きたい!』


道の目的地を知った安岡は大はしゃぎでこう言ったらしく……
< 142 / 430 >

この作品をシェア

pagetop