オオカミヤローに捕らわれて
吉良さんが言う“あの子”とは、吉良さんと旦那さんの間にいる一人娘の事。


優牙お坊ちゃまと同じ中学3年生で、なんと玲美と同じ中学に通ってるって発覚したんだよ!凄い偶然だよね。


「普通中学生位から男女共に色気づくものでしょう?なのにあの子はもう……彼氏の1人や2人、作って欲しいわ」


吉良さんは成見家のメイド頭で、仕事中は厳しい。


だけどそれ以外は優しく朗らかで、第2の母親って感じがするんだ。


「さてと伊達さん、支度も出来たし、そろそろ行こうか?」


「ハイ」


2人で一緒に部屋を出て、外の庭に向かう。
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