オオカミヤローに捕らわれて

やたらと広い庭に出ると、そこはまるで夢の様な光景だった。


「ワーースゴーーーイ！！」


かき氷・アイス・スイカ……夏に食べたくなる食べ物がいつでも冷えた状態で食べられる様にセットされてある。


隣には、見た事も無い位大量の花火が置かれていた。


「あんなにするんですか？花火」


私は今回の花火大会が最初で最後だし、手伝いたかったんだけど、統牙の専属メイドって事であまりタッチ出来なかった。


だからたくさんの花火の量にビックリ……あんなにいるのかな？


「するんだよ。これが結構早く無くなんだよ、なぁ優牙」