文目剣術部【壱】
序章

ー中学3年・夏

湧き上がる歓声

先鋒の時とは違うチームメイトの気持ちを全て背負いこむ大将としての責任の重さ

勝たなくてはならない

でも何に?

《目の前に立ちはだかる全ての相手に》

ただ前だけを見つめて強く足を踏み込む

負け試合には意味はない

勝つだけが今の俺の全てだから

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