君色に染まる
君色Ⅰ



まだ少し肌寒い春の風にのって


ほんのりピンク色の


桜の花びらが


新しい制服にくっついた。


その時の私は、


桜の花びらに気づかないくらい


高校生になった喜びが


とても大きかったんだ。


もちろん、


あなにすれ違っていたなんて


全然気づかなかったよ。


でも、今はあなたが遠くにいても


どこにいるか分かるよ。




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