××倶楽部
「だから、私は今とても幸せです。お喋りに付き合ってくれる芽依ちゃんにも感謝してます。ずっと一人ぼっちだったから…………」
「し、雫さぁんん…………」
なんていい人なんだろう! お兄ちゃんの代わりに私が結婚したいくらい、可愛くて純粋で……
「芽依ちゃん、なんで泣きますか?」
「ううん、ふつつかな兄ですがどうぞよろしくお願いします」
「はい! ありがとう。芽依ちゃんも幸せになってください」
すごくなりたい。私も雫さんみたいになりたいよ。
「はい、頑張ります」
そのためには、まずどうすればいいんだろう? 一目惚れといえば、私は社長に一目惚れだった。そうだよ、社長を信じていれば……
「その社長さんも素敵そうですけど、典くんも十分すぎるほど素敵ですし、芽依ちゃんのこといつも目で追ってますよね」
ううっ……惑わさないでください。雫さん……
「典くんからは芽依ちゃん大好きオーラが出ていて、見てるだけですぐわかります。お似合いですけど、選ぶのは芽依ちゃんですね」
気がついてなかったのは私だけでしたか…………