××倶楽部
「わからないけど、嫌ならいいわよ?」
聖夜は、きりっと真面目な顔をして「嫌なわけないじゃないですかっ!」と大きな声を出した。
それにびっくりすると、不意打ちのキスがくる。
「もう絶対に一生手放してあげません」
繰り返し繰り返し歩んで、やっと新しい一歩。この先、何があるんだろう……
でも、何があっても、私の行きたい場所ランキング一位も、ここになりそうだ。
「家に帰りましょうか……あそこ、誰も住んでなくて母さんのことばかり思い出しちゃって嫌だったんです。でも、リオさんが一緒なら、楽しい思い出たくさん作れそうで」
「うん、いいわよ……ねえ帰ったら、まずあの酷い初体験を再現しましょう」
「えええっ!? 酷いとか言わないでくださいよ……仕方ないじゃないですか、予備知識がなかったんだから。でも武器の使用禁止でお願いします」
「女王様から武器取り上げる気?」
「取り上げます。もう、リオさんは女王様辞めるんだから。残念ですけど、仕方ないですよね」
仕方ないけど……ああ、負けた。
その隠れサディスティックな笑みに砕けそうだもの。
社長と女王様
おまけSS
THE END
2013 1 28
