永遠〜あなたに会えて幸せでした〜《実話》
「莉亜〜きいてぇきいてぇ」

朝から朱里は大はしゃぎしてる

『何?どうしたの朱里・・・』


「ついに・・・」

「彼氏できましたぁ」

『な〜んだ。そんなこと?』


「ちょっとちょっとぉ・・・」
「莉亜〜友達の幸せを喜んでは
くれないの?冷たいじゃん?」


『ごめんごめんよかったじゃん』
『で?どうやって見つけたの?』


朱里は待ってました!みたいな
感じに次から次へと彼氏との
出会いから付き合うまでを話
はじめた・・・。


莉亜は朱里の嬉しそうな顔をみて
いたらなんだかすごく羨ましい
気がした。だって莉亜には彼氏を
作る暇さえないから・・・毎日
夜遅くまでほとんどバイトで
りあにとって彼氏なんて縁の
ないこと・・・。



普通の高校生は好きな人がいて
一緒に登下校したりして、帰り道
公園なんかでおしゃべりして
家に帰っても部屋のベットに
寝ッ転がって長電話?
・・・・。

これが普通だろうなっ。

莉亜は1コも普通じゃないやっ。


友達の話を聞くのも段々うんざり
してしまう。自分が知らない世界
のような気がして嫌だった
きっとただの嫉妬かな?
< 11 / 216 >

この作品をシェア

pagetop