死神が恋をした。
「・・・はぁ」
疲れた。疲れたわ。
あたしはすぐに眠りについた。
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「やだ・・・、怖い、怖いよぅ・・・」
泣きながら判定書を見るあの頃のあたし。
初仕事の時だった。
隣にはフツゴさんが立っている。
「死なすなんて無理だよぅ・・・!」
泣き叫ぶあたしに、フツゴさんはただ首を振る。
死亡時刻まであと28秒。
あたしはずっと泣いてた。
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