ゆきんこ
「…いや、絵かき唄あるから。誰でも描けるっしょ。」



いやいや……
私は描けないですよ?



「これより自信作あるんだよ。」



そう言って。


結露から水滴を垂らして描くのは……




「上手いべ?」


これまた見事なス〇夫!



「ここまでス〇夫うまくかける人、初めて見たよ。」



「…ははっ、俺、ドラ〇もんフリークだからな。」




次々描かれるキャラクター。



そういえば……


この前自分での〇太ばりに寝付きいいとか言ってたね…。





またまた新野のこと、知っちゃた。




『朝は走って登校』、


『ドラ〇もんが好き』……。


あ…、そういえば…。


スノーボードもするんだっけ。



「ねえ。この前さ、どうだった?スノーボード。あのお兄さんも一緒に行ったの?」


「………ああ!行った行った!初めてっつーから、コーチまでしたよ。」



「……し、親切だね。」



「いや、あの兄ちゃんいい人でさー、すっかり仲良くなった。」



「………。」



すごい順応力……。



「あの人、最後には、ジャンプやらハーフパイプやらにも挑んじゃうからすげーよな。」



「……パイプ?」



「あ。あそこのスキー場、ゲレンデの途中にパイプとかジャンプ台とかあるんだ。隅っこ~…の方にだけど。」



「…へぇ……。」



だから……パイプって何??



「今度行ってみる?」



「……ええっ?」



「だって興味深そうに聞いてたから……。」



……だからって……


こんなに簡単に誘う?!


でも……


見てみたい気がする……。




新野が滑っている所……。




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