貴方に唄を、私に愛を。

午前の授業が終わり、

ご飯の時間。

あたしは親友の百合と購買に来ていた。

「ねぇ、百合。
三宅 爽先輩…って知ってる?」

「!!ゲホッゲホッ…」

「百合大丈夫!?」

何がまずいこと言った!?

「…だ、大丈夫…
びっくりしただけ」

びっくりすることなの!?

「てか、三宅先輩のことは誰でも知ってるし、知らなかったのは妃芽だけだと思うよ?」

「えっ、そんなに有名なの!?」

「そーだよ。軽音部で一番モテるからねっ」

そうなんだ…

モテるってことは彼女さんもいるんだろーなぁ。
< 9 / 13 >

この作品をシェア

pagetop