財閥vs暴力団~争いに巻き込まれて~
そう言って聖夜たちは部屋を出た。


廊下を歩きながら聖夜は


「さて、話はまだ終わってないんだ。」


そう言って愛梨栖たちを見た。


「えっ?」


「きみたちが1番気になってることだよ。」


聖夜は白いドアの前に立つと


「続きは本人から聞いてくれ。」


そう言ってドアを開けた。


愛梨栖たちが最初に目にしたのは割れたガラスの破片が飛び散った部屋。


中央には嵐と朔が立っていた。


美利亜はドアの前で倒れていた。


「何があった。」


聖夜は美利亜を助け起こしながら言った。


「窓割って入ってきやがった。」


「違う。そっちじゃない。」


「はぁ?じゃあどっちだよ。」


「美利亜に何があったのかって聞いてんだ!」
< 176 / 291 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop