いじわる彼氏

恋芽

-屋上

「………何??」

晃は不機嫌そうに私に聞く。

おでこにシワがなってるのがその証拠。

「あたし…晃の気に触るような事…した??」

「いきなり何だよ」

「した??晃昨日からあたしに対しての態度変じゃん!!」

私は晃に強く怒鳴り散らした。

「………」

 …何で何も言わないの?

 やっぱり何かおかしいよ…

 何でそんなに態度がおかしいの?晃…

「もういいっ!!!」

そう言い残してその場を走り去った私は、教室に戻った。



-ドカッ

「いったあ…」

自分から椅子におもいっきりお尻を叩きつけた。

強く座ったせいかな。

「うるさい」

この声はあのキモイ奴。

「うるさい!!今気分悪いんだよ!!大体あんた誰よ!!気安く話しかけないで!!」

本当にいらだっていた私は、彼に強く言い放った。

 ……どいつもこいつも、何よもう

「悠…」

「は??」

「上条、悠」

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