〜夢叶〜
友情の意味

クラブ

入学式から一ヶ月経った
ある日…

授業中 離れた席のえみ
から手紙が回ってきた
回すのを周りはうざがっ
てるのを気付いてるのか
気付いてないのか
分からないが、届いた
のをえみは遠くから
確認すると
にっこり笑っている

『今日放課後、着替え
てクラブいこ〜☆
チョー楽しいよO(≧∇≦)o』
クラブには興味がないな..
けど、もし行かなかった
ら えみはスネるだろう
ゆりは 周りに気を遣い
返事はかかずに
休み時間まで待つ事に
した

休み時間になると
「ゆりぃ〜、行こうよっ」「クラブ興味ないよ」
「なんでー?サークルのイベ
ントでよく使うとこなんだ
けど超楽しいってば」
「どこにあんの?」
「池袋だよ、だめぇ?」
「めんどいなぁ」
「じゃあまいはぁ?」
「私はショップにいって
写真買わなきゃ」
「としろうはぁ?」
「ジャンル何?」
「サイケだよ」
「あー無理だわ」
「もぉ皆ノリ悪ぅ」
「ゆり、行ってあげ
れば?」
「そーだよ、ゆり来て」
「…分かったよ」
「やった!じゃあ7時
に駅前でね」
「はいはい」


結局はいつも私が
折れてしまう
小さい頃からそうだ
同じ文具でピンク、青しか
残ってないときも
私がピンクを譲ったり
えみには折れてきた

まぁ、初クラブ体験
してみよう
前向きに取ってみた
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