新婚さんの事情
しかし、ヒカリは違った
「え!そうなの?!だったら私にも解けるかも!」
そういって笑い、ヒカリはシャープペンを持ち
必死に問題に向かった
「え?」
つい、口づさむ
なんで、キミはこうも前向きなんだ、
なんで、こうも、笑顔をたえさないんだ
「えっと、えっと、ここをyで割って、ええ?ちょっ、キノ教えてよ!」
つい、そんなヒカリにつられて僕は
ヒカリの机に体を寄せる
「だから、ここに移項させて、定数をあわせて...」
あれ?僕はこんなに人のために真剣になったことはあるだろうか?
僕たちは周りを忘れてただ問題に向かっていた
授業の終わりのチャイムも分からないぐらい