幸せ家族計画


「朝まで寝てられるか?」

「うーん。とりあえず横になっておく」

「入院準備は?」

「出来てる。さっき、一人で起きてる時にやった」

「そうか」


自分のベッドに紗彩を引きこんで、毛布ごと抱きしめる。


「大丈夫か?」

「……うん。ちょっと痛いけどね」

「心配なら早めに病院行こうか?」

「今行っても迷惑なだけよ。サユもまだ寝てるし。朝になってからでも大丈夫だと思う」

「わかった」

「英治くんは寝ていいよ。寝不足で運転されるのも怖いから」

「そう言われても寝れるかなー」


なんて言っていたはずなのに、紗彩のぬくもりに引き込まれるようにいつの間にか眠っていた。

目が覚めたのは朝の6時。

紗彩もウトウトはしたみたいだが、痛みが始まれば目が覚めてしまうのだろう。
俺が少し動いただけで目を開けた。


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