無口な上司の甘い誘惑~究極の恋~

誠之助side

・・・

イイ匂い、包丁の音。

目を覚まして起き上がると・・・


「おはようございます。

よく眠れましたか?」


そう言って微笑んだ愛奈。

愛らしい笑顔なのに、

目が真っ赤なのが、なんともいえない。


「もう、大丈夫なのか?」

オレの問いかけに、

少し目を潤ませながらも、

笑って頷いた愛奈。

・・・

全然大丈夫なんかじゃないじゃないか。

オレは立ち上がり、

愛奈をそっと抱きしめた。


「・・・誠之助さん」

「無理して笑うなよ」

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