無口な上司の甘い誘惑~究極の恋~
・・・

俊が行って、しばらくして、

私も教会に向かった。

・・・

大きな扉の前で、

パパが待っていた。

私は、パパの腕に、自分の腕を絡めた。


「凄くキレイだよ」


「ありがとう・・・

急な事に付き合ってくれて、

ありがとう」


「この話を聞いた時、

時間のなさに、相当驚いたけどな?」


パパが笑いながら、言った。


「私なんか、さっき聞いたんだよ?」


「愛奈をあそこまで想ってくれる人だ。

きっと幸せにしてくれるはずだ・・・」


笑っていたパパは、

いつの間にか、真剣な顔に変っていた。
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