魔天戦史
海面に姿を現したそれは青みがかった独特の色の装甲をした巨大な要塞だった。まんなかから伸びる塔のようなものはヘリよりも更に上に伸びている。
「これが、アトランティス…」
驚く憲蔵をよそにユリスは右手を上に突き出した。
「来い!ティターニア!妖精を統べる誇り高き女王よ!」
ユリスの足元に碧色の魔方陣が現われた。ユリスの髪は黒からブロンドに変わった。するとアトランティスの塔が光を溜め始めた。
「あれは…グレン!」
ユリスは無線でグレンに伝えた。
「分かってる!全機、回避!」
グレンの命令と同時に塔から刃状のエネルギーが放たれた。それはヘリを次々と切り刻んでいく。
「ち、回避しろと言っただろうが…!俺が出る!」
グレンは剣を取ってドアを開けた。
「隊長!」
「お前らは回避に専念してろ!」
グレンはヘリを飛び出した。当然重力に引かれて下に降りた。
「召紋破棄!来い、スルト!」
グレンは空中で剣を抜き放った。剣の刀身を炎が包み込み、グレンは姿勢を整えて空に舞い上がった。
「隊長!」
ヘリと同じ高さまで上がると部下達が駆け寄って来た。
「お前ら、回避しろと言っただろうが…」
「あいにくと、戦いが生きがいなんでね。俺達も戦わせて貰いますぜ!」
そう言った男はさっさとアトランティスに突っ込んで行った。
「オラァッ!」
男は両手を炎で包んで殴りかかった。殴った所からは炎が吹き上がっている。
「…しかたねぇな…お前らも行って来い!」
そう聞いて部下達は笑いながらアトランティスに突っ込んで行った。
「俺もやるか。」
グレンは両手で剣を持って顔の前で構えた。
「燃え上がれ…レーヴァテイン!」
剣の刀身から炎柱が吹き上がった。
「…万物全てを無に帰さん…来れ!炎の大魔神よ!」
レーヴァテインから伸びた炎柱がグレンの後ろで徐々に人の様な姿を形成していく。それは右手に剣を持つ炎の巨人だった。
「これが、アトランティス…」
驚く憲蔵をよそにユリスは右手を上に突き出した。
「来い!ティターニア!妖精を統べる誇り高き女王よ!」
ユリスの足元に碧色の魔方陣が現われた。ユリスの髪は黒からブロンドに変わった。するとアトランティスの塔が光を溜め始めた。
「あれは…グレン!」
ユリスは無線でグレンに伝えた。
「分かってる!全機、回避!」
グレンの命令と同時に塔から刃状のエネルギーが放たれた。それはヘリを次々と切り刻んでいく。
「ち、回避しろと言っただろうが…!俺が出る!」
グレンは剣を取ってドアを開けた。
「隊長!」
「お前らは回避に専念してろ!」
グレンはヘリを飛び出した。当然重力に引かれて下に降りた。
「召紋破棄!来い、スルト!」
グレンは空中で剣を抜き放った。剣の刀身を炎が包み込み、グレンは姿勢を整えて空に舞い上がった。
「隊長!」
ヘリと同じ高さまで上がると部下達が駆け寄って来た。
「お前ら、回避しろと言っただろうが…」
「あいにくと、戦いが生きがいなんでね。俺達も戦わせて貰いますぜ!」
そう言った男はさっさとアトランティスに突っ込んで行った。
「オラァッ!」
男は両手を炎で包んで殴りかかった。殴った所からは炎が吹き上がっている。
「…しかたねぇな…お前らも行って来い!」
そう聞いて部下達は笑いながらアトランティスに突っ込んで行った。
「俺もやるか。」
グレンは両手で剣を持って顔の前で構えた。
「燃え上がれ…レーヴァテイン!」
剣の刀身から炎柱が吹き上がった。
「…万物全てを無に帰さん…来れ!炎の大魔神よ!」
レーヴァテインから伸びた炎柱がグレンの後ろで徐々に人の様な姿を形成していく。それは右手に剣を持つ炎の巨人だった。