【完】俺だけを愛して溺れろ。



「そういえば、お前週番だよな?」



「あ、ヤベッ!担任に呼び出されてたの、すっかり忘れてたわ」



「お前らしくないな。ほら、急いで行ってこい」


「おう。凜、話は後でな」



中島は早口でそう言うと、慌てて走り去って行った。



えー。



この話、まだ続くの?



嫌だなぁ。



盛大にため息を吐き出すと、将生さんは続けてあたしの名を呼んだ。



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