【完】俺だけを愛して溺れろ。



「合鍵作っちゃった!テヘッ」



『……ごめんね?今日、最上級に機嫌が悪いんだ。床に三つ指ついて土下座してくれたら、許してあげてもいいけど?』



「これで、いつでも凜の家に出入り出来るね!」



中島は合鍵を人差し指で回しながら、にんまりする。



『……』



この人、あたしの忠告を見事に無視してくれたよ。



てか、いつ合鍵作ったのよ。



……不法侵入で通報したい。



堪えられず、盛大なため息を吐き出す、と。


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