【完】俺だけを愛して溺れろ。



てか、あたし思うの。



中島はあたしに懐いているんじゃない。



あたしの反応を楽しんでいるんだ。



そう、嫌がらせをしたいだけ。



『……』



なんて、陰険な男!



あたしは眉根を寄せる。



「俺が、そのコーラ飲んであげようか?」


『飲みたいの間違いじゃない?』


「バレた?」



首を傾(かし)げて目を細める中島を見て、本日二度目のため息が漏れた。


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