【完】君と流れ星を。

「あ、ひどーい。見てたのにー!」


「もう、こういうのは見なくていいんだよ!」


心なしか先生の顔が赤い。

うわっ、かわいい……。


「な、なんだよ、お前ニヤニヤして!」


「なんでもないですよ」


そんなやり取りをしている間に他のみんなも降りてきて、朝ごはんを食べることになった。

澤田くんも元気になったみたいで、みんなと一緒にテーブルを囲んでいる。



こういうの、なんか家族みたいでいいなぁ。

なんだか心の中が暖かくなった。
そしてずっと、ずっと、こんな時間が続くように願った。
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