社長!好きです!

秘書室―――

そこは未知の世界?


私には関係無いって・・・

思ってた・・・はずが


よりによってなんで私が社長秘書?



「秘書と言う立場は、

社の機密を知る立場にありますから、

例え社内の人間で自分が信用できると思っている人にでも、

業務上知ったことに関した話題が出た場合などは、

それを伏せることは当然。

ですが、

出来れば他の社員と飲みに行ったり

と言うのは、

今後は控えてもらいたいと思います。」



はあ・・・じゃあ

軽く飲みにも行けないって訳?


ってゆ~か・・・機密って?

そんなすごいことしてたっけうちの会社って・・・・



「社内でも社外でもそれなりの行動をお願いしますよ。」


はあ・・でも

それなりの行動って?



「特に社長秘書ですから
社長がわが社の顔なら

その秘書の行動一つで

社長の顔 
ひいては会社に泥を塗る結果にも成りかねませんから

いいですね。」




社長の顔に泥・・・


塗ってやりたいぐらい

こんな仕打ちされて・・・さ



思わずそんなことを考えてしまった。


< 165 / 1,000 >

この作品をシェア

pagetop