社長!好きです!

「それと、服装。」


思わず自分の制服を確認。

大丈夫・・

問題ないでしょ?


って思ったら・・・



「久利生さんは、総合職と言っても

今までは事務職でしたから制服でしたが、

今後は、スーツもしくはそれに準じる服装をするように。


セミホーマルな感じがよいでしょう。」



「はい・・・」


制服じゃなくなる訳?


「靴もしかり。

そのスリッパみたいなサンダルは、
秘書として不適切です。」



思わず靴を確認。

スリッパみたいなサンダルって・・・これが?




「パンプスもしくは、それに準じるものを履いてください。

ストッキングも目立たない服装にあった色のものを。


カバンもしかり。

服装にあったもの考えてください。」




黙って聞いてたら


頭が痛~くなってきた。



「品位あること、それを心がけて下さい。」



頭の少し薄い秘書室長が

長々と秘書としての心得みたいな

そんなことを話し


すっかり私は疲れてしまった。



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