社長!好きです!
ギシッ!・・・

ミシッ!・・

何だか不安な音をのする階段を
上りきると


「随分暗いな。」

社長が言った。


いつもほの暗い廊下だけど今日は確かに暗い。


「ああ、ほら、あそこの電球が切れてるからだよ。」

由が、廊下の真ん中辺りの天井を指差した。


「電球?」

社長が見上げる。


私も見上げた。


気が付かなかった

けど・・・


この社員寮の廊下って

電球がぶら下がってたんだ

と

今さら知って


オドロキ・・・


しかも

よく見ると切れてる電球の方が多い。



「誰も交換しないのか、ここは?」


社長が私に聞いてきた

けど


「さあ?」


私に聞かないで下さい。

私も引っ越して来て今気付きましたから・・・。


いろいろあって
それどころじゃないかったし・・・


「きっと節電してるんだよ。

エコだよ、エコ。分かる兄さん?

ね?和ちゃん。」


由の知ったかぶり

に

思わず私も


「そうね。エコですね。」



とか

いい加減に応えたら・・・


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