社長!好きです!
二人を見送った後

双子でもあまりにも違い過ぎることを実感


顔は、さすがにそっくりだけど・・・


しゃべり方とか

中身が全然

正反対

の加崎兄弟



「まさか双子だったなんてね~。

どうして加崎は、あんな風なんだろう?」


思わずポツリ呟くと


「久利生さん知らなかったのか?」


社長がまるで私は知ってて当然とばかりに言ってきた。


「知りませんよ、双子の弟どころか兄弟がいることさえ知りませんでした。」


事実を述べても



「ふう~ん。」

と社長



「私と加崎さんは、そんなに親しくないですから。」


いくら言っても信じないだろうけど

何度も言ってればそのうち

私の言ってることが真実だって分かるときが来るはず。




そんな風に思いながらも


さっさと寮に戻る社長の背中

見ると



これが現実なんだって

向けられた背中で


社長が私の目を真っ直ぐに見つめて

その瞳の奥の私の気持ちを読み取る日なんか


絶対に来やしない


そう

実感した。


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