社長!好きです!
「会社・・・辞めようかな~って・・・」


相談できる人

思いつくのは、やっぱり従姉妹のさなえで・・・


限界だったから

会社の帰りにそのままさなえのとこに直行



「だったら、加崎さんと結婚しちゃえばいいんじゃない?」


さなえは、私の前に美味しそうな料理の数々を並べながら言った。



誰かさんと同じようなこと言うのね・・・



それより・・・何?この料理の量

二人分にしては多くない?


と思いながらも料理に箸を伸ばした


そのとき



ピンポ~ン

誰か来た?



「あっ、仁佐さんだ。」


仁佐さん?

そっか・・・当然だよね?

そうだ・・今日は金曜日だし・・・

私が急に来たんだし・・・



「おじゃましてます。すみません。」


仁佐さんの顔見るなり

私は謝り


「ああ、久利生さん、
来てるんじゃないかなって思ってたよ。

そろそろ限界だったんだろ?」


仁佐さんは、普通にそう言って
私の前に座った。


“そろそろ限界”

どうして分かったんだろう?


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